yahooのこの記事。
地方出身のママが東京出身のMさんと話していると、差を感じてしまったとのこと。
地方と都心部では、大学進学率自体に数十パーセント差があることも。Mさんとは都会と地方という差だけではなく、学歴などの面でも優劣を感じてしまうそう。
「大学の話をしたときも、Mさんは『別にたいしたことじゃないよ』って。自分から知識をひけらかさないので、余計こちらがみじめに感じてしまうんですよね……。Mさんの周りでは大学に行くのも普通のことで、Mさんは子どもが高学年になったら当然のように中学受験を考えていると話していました。聞いてみると、Mさんの学区では3分の1が中学受験をするため、珍しいことではないそうなのです」
(中略)
「自分は短大卒で、夫は専門卒。娘が大学に行きたいと思ったら行かせたいと考えていますが、有名大学に行かせるにはこんなに早い時期から準備しなきゃならないのか、と壁を感じました。勉強以外でも、東京が地元のママさんの中には、二世帯住宅で家賃がかからなかったり、実家から手伝ってもらう話も聞きます。そういう家庭と比べたら、地方出身者が都会で子育てするのは損ですよね……」
「中学受験は当たり前」の東京出身ママ友に、地方出身ママが感じる“格差と嫉妬”(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース
埼玉から都心の高校に入って、アウェイを味わった私も、当初はすごく嫉妬していましたし、格差をかなり感じました。
今は郊外でもユニクロやGUでオシャレな服を買えますが、当時はそんなものはなく、入学後すぐ私服で校外研修に行くとき、どうしよう…と思ったものです。しかも、東京の子はみんな新宿や渋谷などで当たり前に買い物していると聞いて、びっくり。明らかな余裕というかセンスが違いました。
さらに別荘を持っている家庭もありましたので、もう生まれたときから違うんだなと思いました。
でも、ひがんでいても始まりませんよね。また、家の収入の違いもいまさらどうしようもありません。自分にできること、好きなことをひたすらやるだけです。
私は本が好きだったので、その点は大きい本屋さんがあったので都会はよかったです。昔はAmazonとかなかったから、これは大きい。
確かに、いくらリモートで仕事できたり、インターネットでなんでもできる時代であろうと、東京の街には地方にないものはあります。地方で経験できないこともあると思います。
コロナであまり移動ができない現状からすると、東京にいれば、そんなに遠くないところで便利で文化的な生活が自然と送れると感じます。
さらに、私立中高一貫の学校も多く、教育面ではかなり充実しています。
もちろんその分お金はかかります。家も地方よりは狭いことが多いでしょう。
中高一貫に入ればみんな安泰というわけでもありません。勉強が好きな子ばかりでもありません。
地方出身ですごく優秀な方も知っています。ハングリー精神が違うなとも思います。
結局、東京かどうかというよりも、どんな家庭に生まれるか、ということではないでしょうか。
日経朝刊の「私の履歴書」を読んでいるとやっぱり生まれ持ったものや、育ち方が違うなっていつも感じます。
後々の努力でなんとかなるものもあるけど、家柄というか、先天的なものも大きいと思います。
結論からいうと、確かに選択肢は多いので、東京で育つことはいいことかもしれません。
ただ、結局家庭の余裕や考え方によるところが多いのではないでしょうか。
周りに流されて塾に入れさせればいいわけでもないと思います。
しっかりと家庭での方針を固めて、無理なく子どもとやっていくしかないと。
様々な情報があふれるなか、見極められる家庭が、ある意味勝ちではないか。
住むところは今後の生活にとても重大な影響を与えますが、どこに住むかは関係なく、子どもの教育の格差はますます広がるのではないかと思います。