きょう衝撃だったのがこちら。
業界4位「どろんこ保育園」の“不都合な真実” (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
どろんこ保育園、近くにあったらこういうところでもいいなぁ、と思っていたのですが、ホント保育園はよくわかりません。
つい最近話題になった姫路のこども園は閉園。
神戸新聞NEXT|社会|姫路こども園 認定取り消し後に閉園の意向
第三者委の調査報告書によると、理事長の母と義母、長男、長女、母の家政婦は、法人本部や姫路保育園(姫路市)、同園分園(同)などで勤務したと装い、2010~15年度に給与計約5960万円を受けた。長女や長男が通う大学院、専門学校の学費など約420万円も払っていた。
私的使用も、保護者から集め理事長の個人口座に入金していた教材費200万円▽長女が使う高級車購入費約740万円▽長女の結婚時に購入した家具、家電代約210万円-など、計1330万円に上った。理事長が経費でアダルト商品を買ったケースもあった。
おいおい!ってかんじ。
神戸新聞NEXT|社会|芦屋の保育園運営法人 資金1・4億円を不正流用
とにかく待機児童を減らさないといけないので、保育園の量を増やさないといけないのですが、ここにきて質の問題が続々と表面化。
最初に紹介したどろんこ保育園の東洋経済の記事によると、
同園の日々の活動の一環として、9時から屋外で行われる「体験活動」「散歩」がある。悪天候の際に「風邪を引いてしまうのではないか」と現場保育士が訴えても、本部職員は無視。活動を強要するような指示が常態的に出されているという。
元職員は憤る。「機会を排除せずに自然体験をさせることが教育方針とはいえ、はき違えも甚だしい」。法人の教育理念に共感して就職した保育士たちの中には、「自分が抱いていたイメージと違う」と入社後数週間で退職した人も少なくない。
新規開園と、離職率の高さによって、現場の保育士の数は足りていない。積極的に採用広告を打ち、「1日に少なくとも数人は、中途採用をしている」(ある職員)ものの採用が追いつかず、現場では過重労働が常態化。体を壊した職員もいる。
人手が足りないのは保育業界全体の問題かもしれませんが、こちらはイメージと実態があまりにも違うようです。
どろんこ会が2016年4月に開設した「武蔵野どろんこ保育園」では、開園の際に都から設備の不備を指導されており、是正が求められていた。たとえば、事務所に薬品箱が設置されていない、2階の廊下に転落防止のためのさくが取り付けられていない、外階段への侵入防止のためのチェーンがかけられていないなど、指摘は全10項目にも及ぶ。
不備が指摘されても、すみやかに是正すればそれでいい。しかし、本部の対応はその場しのぎに終始している。
虚偽報告書を作成し認可を得たとのことで、
さらに驚かされたのは、実際にこの虚偽報告書を作ったのが、どろんこ会の職員ではなく、保育施設の設置工事を担当した業者であったということだ。複数施設の施工を請け負い、その見返りに虚偽報告書の作成に加担したということのようだ。
代表の方もいろんなところで取り上げられていたし、これが本当ならば、残念。
結局のところ、どう見極めればいいのでしょうか。
せっかく入った園で不祥事が出たら安心して預けられません。
2人の娘を認可と認可外の園に通わせた女性は、保育園を選ぶ時のコツをこう話す。
「運営事業者も調べるといいと思います。一気に何園も開設している事業者は注意が必要だと思いますよ。実力のある保育士さんを、そんなに大勢確保できるとは思えませんから」
こんなはずじゃ…「難あり」保育園の見分け方「◯◯◯を調べるべし」 (2/2) 〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版
たしかに。
大量募集して、いい保育士さんがたくさん集まるとは思えません。
教育も行き届かなそうです。
個人的にはベテランと若手のバランスがとれているとベストだな、と思います。
1歳の長女を私立認可園に通わせる中野区の女性(33)は、
「先生の9割が20~30代。若い先生は、親の悩みを分かってくれない気がします」
今年から保育園児となった娘は、入園当初、登園拒否が続いた。どうしたらいいのかと保育士に相談したが、「日中は楽しそうに過ごしていますよ」の一点張り。親の心痛をくみ取るには経験が浅いのだ、と感じたという。
うちも登園拒否で悩んだとき相談した、若い先生も同じことを言っていました。
ベテランがいない、または少ないということは若いうちにみんな辞めていくということだと思います。
質をある程度キープして、これ以上量を増やすことは、極めて厳しいと思います。
保育士の数が必要な0歳児枠の縮小は、いいニュースかもしれません。
0歳児はなるべく家で育ててもらうために、何らかの支援は必要だと思います。