横浜市の待機児童ゼロ達成が話題になりましたが、
横浜市は待機児童ゼロなのに入れません!「保留児童」ってなに?の巻。 - 女子新聞手帖
10月1日の時点であっさりと増加していることがわかりました。
待機児童、ゼロから231人に 横浜市、再就職や転入増:朝日新聞デジタル
横浜市記者発表資料 平成25 年10 月1日現在の保育所待機児童数について(PDF)
「横浜市では「ゼロ」を発表した5月以降、「預けられるなら」と働きに出るケースや、市外や県外からの転入も増えた。その結果、10月1日時点の申込数は5万2589人。前年同期より3794人増えた。認可を希望しながら認可外の保育所に入ったり、保護者が育児休業を延長したりした「潜在的な待機児童」も3551人に上った」
ということで、
話題になったのがかえって、増加の呼び水になってしまったらしい。
また、潜在的待機児童というのも増加しているようですが、
うちも1年の育児休業を取るとしたら、中途半端な時期になってしまうので、
延長せざるを得ないなと思っているところです。
「神奈川区の塩田洋司・こども家庭支援課長によると、「横浜に引っ越せば絶対に入れるのか」「預かってもらえるなら働きたい」という問い合わせが増えた。「入れると聞いて引っ越してきたのに、なぜ入れないのか」という人も」
という事態が起きているようです。
そもそも、「年間を通じて「ゼロ」を続けるには常に「空き」をつくる必要がある。だが横浜市の認可保育所の入所率は4月時点で100・5%に達する。一方で認可外の「横浜保育室」は75・1%。専ら認可外が年度途中の受け皿になっている」
という状態だそう。
わたしも実はあまり何も知らなかったとき、ゼロなら入れるのかなと甘い考えを持っていましたが、
よくよく考えてみれば、そもそも子どもの数が一定なわけないし、
住民自体が増えてしまえば、保育所をいくら増やしても足りないわけですよね…。
横浜市に住んでも保育園入れるかな?いいとも~!! - 女子新聞手帖
さらに来年4月の申込者数は今年より3000人ほど増える見込みだとか。
来春の保育所申込者数、2年連続3千人増か/横浜市 (カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース
そのための対策は、というと、
「市はユニットハウスによる小規模な保育施設の整備や保育士宿舎への助成など、施設拡充と人材確保の両面で、2年連続の「ゼロ」へ向け、対策に拍車を掛けている」そうです。
ユニットハウスというのは、「工場で組み立て、工期が短く済む」もので、
それを利用した定員10人~19人という規模の施設を「運営法人に貸し出す試み」。
「待機児童が最多だった港北区のほか、子育て世代の増えている瀬谷区で来年4月に開所する」。
つまりプレハブ?
ちなみに「投資額は4500万円。「ユニットハウスは工期を3~4カ月に短縮でき、機動的な待機児童対策につながる」(保育所整備課)」。
神奈川県内自治体、待機児童対策を加速 県・横浜市・川崎市 :日本経済新聞(会員限定)
そして保育士の宿舎については、
「民間事業者が保育士向けの宿舎を借り上げる場合、1戸当たり8万円を上限に助成する制度を始める。市が今年度、長野や新潟など4県の保育士養成校で就職説明会を開催したところ、「住める場所があれば考えたい」という声が多かったのに対応する」 そう。
また、「出産でいったん仕事を辞めていた保育士の復帰を促すため、宿舎と同じ建物内に保育士専用の保育施設を整備する補助金も設ける」
ということで、人材確保についても対策が進んでいるようです。
保育士の確保はかなり重要ですね。
でも、待遇とかなんとかならないものなんでしょうか。。
一番思うのはそこです。
資格を持っていても実際働いていない方もたくさんいるのではないでしょうか。
とりあえず、その場しのぎの対策でつないでいくしかないのでしょうか?
林市長いわく、
「申込者が増えている傾向は、より多くの女性が子育てしながら活躍しようと一歩を踏み出したことの表れで、心強く思う。来年4月に向けて、より一層気を引き締めて取り組んでいく」
だそうです。
働きたくても「入れないなら無理」とあきらめて申し込んでいなかった人は
発表される「待機児童」に入っていないだろうし、
結局、「(希望する)保育園に入りたいけど入れない子ども」の数の正確な把握は難しそうです。。