東京・調布市の小学校で18日、牛乳アレルギーの子が、
牛乳を誤って飲んでしまったという報道がありましたが、
東京新聞:給食アレルギー 調布でまた誤提供 確認ミス小1大事至らず:社会(TOKYO Web)
昨年の12月に同じ調布市内でアレルギーの誤食死亡事故があったばかり。
「担任は「他の児童への対応に追われて、確認することを失念した」と話している」、
「教員退職者のスクールサポーターも同席していたが、
男児のアレルギー情報が共有されていなかった」のだとか。
最初の給食だったらしいですが、やっぱり現場はバタバタなのかな、と思ってしまいました。
でも、どうしてこんなに多くなってしまったのでしょうか。
アレルギーは、2000年以降減少傾向を示すこともあったみたいですが、
「この10~15年ぐらいで今度は食物アレルギーの有病率が、
日本においても国際的にも急に増加してきており、新たなに社会問題となってきています」
食物アレルギー発症のメカニズム(はじめに:食物アレルギーはアレルギー疾患流行の第2の波)
ということで、社会での理解や対策も急がねば!ってかんじです。
そんななか、自民、公明両党が「アレルギー疾患対策基本法案」というものを
検討中なのだとか。
「専門医だけでなく、専門知識をもつ栄養士や調理師の育成も促すのが特徴」ということ。
朝日新聞デジタル:アレルギー専門家育成へ 対策基本法案 教職員には研修 - 社会
また「スギ植林に偏らない森林の整備」も含まれているようで、
花粉症に苦しむ方には朗報!?
これはこれでいいことだと思いますが、
先生にとってはいろいろと負担になるかもしれません。
「現場の教職員の負担をただ重くするだけでは、
安全性の確保は難しいのではないでしょうか」
という読者投稿があり、その通りだと思いましたが、
「法案では、国に学校と医療機関の連携協力や教職員が研修する機会を設けるよう定める」
ということなので、今後、連携が強化されることを望みます。
朝日新聞デジタル:(声)食物アレルギー対策は慎重に - オピニオン
そして、家庭での意外なアレルギーが相次いでいるらしいのです!
手作りのお好み焼きを食べた親子、ぜんそくやじんましんなどの症状が出た!
…この原因は、なんとダニ。
「家庭で調理したお好み焼きを食べて起こるアレルギー症状は、ほとんどの原因が
ダニ」なんだとか…!!
朝日新聞デジタル:家庭のお好み焼き粉、ダニアレルギー注意 開封後に常温で放置…大量発生の事例 - ニュース
【注意喚起】お好み焼き粉を開封してから常温で長期保存するとハンパない数のダニが繁殖するらしい ロケットニュース24
「親子を診察した医師によると、なんと、2人が食べたお好み焼き粉から、
1グラムあたり2万2800匹のヒョウヒダニが見つかったのだという」…!
ただ、「開封後に台所で常温保存され、賞味期限が2年以上過ぎていた」
ということなので、早めに食べるか、冷蔵庫に入れとけばよいみたいです。
ちょうどきのう米粉を使ったのですが、
米粉はどうなんでしょうね?
あの粉のなかで、ダニが増殖するのかと思うと…(想像→そして恐怖)。
いやいや、まだ2年経ってないから大丈夫、なはず!!
ちなみに、
「以前から農村部ではアレルギー疾患が少ないことがわかっており、
清潔すぎる生活環境が、アレルギー疾患の増加の原因なのではないかという仮説」
とか、
「最近の研究では、清潔すぎる環境というのは単に住んでいる場所の地域性などの
問題ではなく、もっと身近な生活習慣に関わっている可能性も指摘されて」いる
など、
いろいろ研究されているみたいですが、
正直まだよくわかってないのが現状みたいですね。
なので、専門家の育成だけではなくて、
世間一般の人たちに対しても、ある程度の知識と理解を広める広報活動?みたいなのが
あったらいいですね。
あー家で料理をつくるときもちゃんと気をつけないと。
とりあえず、開けてしまった粉ものは冷蔵庫に入れておこうっと。。