きょう朝のNHKおはよう日本で、予防接種の話題が取り上げられていました。
予防接種は いま(1)増える 子どもへの接種---これまでに放送した内容 | おはよう日本 首都圏 | NHK@首都圏
「今月1日、法律に基づいて行われる定期の予防接種の対象に、
幼い子どもがかかる細菌性髄膜炎を予防するワクチンなど、3種類が追加」
ということで、お母さんもたくさんありすぎて大変です!!
なので、お母さんたちにスケジュールを把握してもらうよう、
病院でも次の接種の予約をさせるようにしているのだそう。
そんななか、スケジュール把握のためのアプリも!
これで管理すればバッチリですね☆
Know VPD! - VPDを知って子供を守ろう 予防接種スケジューラーアプリのご紹介
さらには、「定期接種で受けられるワクチンをもっと増やすべきだ、
という声も上がっています」
ということで、
「ことし2月、保護者や小児科の医師らでつくる団体が、
水ぼうそう、おたふくかぜ、B型肝炎のワクチンを定期接種に加えるよう国に要望」
しているらしい。
…と、これを見ていて思ったのは、、
当然、予防接種は病気を防ぐのに必要なものですが、
いくら接種の種類を増やしても、たぶんこの世から病気はなくならないでしょう。
でも病気になって、それがもし治らなかったとき、
「医者はなんで病気を治してくれないんだ」だとか、
「どうして防げなかったんだろう」
と、ついつい思ってしまいがちです。
守れる命を守ることは、当然のことです。
ただ、「医学が進歩しても、なんでも治せるものではない」
ということも知っておく必要があるのではないでしょうか。
ちなみに、治らないイメージが強かった小児がんは、
昔にくらべてかなり治るようになってきたんだそう。
つなごう医療 中日メディカルサイト 聖路加国際病院副院長 細谷亮太氏に聞く 小児がん治る確率高く
※ただ社会人になって、安定した仕事に就くことが難しいのが現状。
がんを乗り越えて働きたい 始まった小児がん就労支援 - NHK 特集まるごと
また、重い病気や障害を抱えながらも命を落とさず、生活できるようになっています。
子どもが病気で命を落とすことは以前より格段に少なくなった。
しかし、病気はなくならないし、「治らない(治せない)病気は必ずある」という、
あたりまえのことを忘れてしまっているように思うのです。
子ども亡くす親の気持ち分かり合える機会が減ってきた―細谷亮太聖路加国際病院副院長|ニュース|ロハス・メディカル
もし、不慮の事態で子どもを亡くしたとしても、
それは誰かを責めることでもないし、
当然、親のせいでもないし、
がんばってもどうにもならないことがあるということなんだと、
わたしは思います。
新生児の死亡率も急激に減少。
乳児・新生児の死亡率変移をグラフ化してみる(1899年以降版)Garbagenews.com
ということは、一昔前までは無事に成長して大人になることは
本当にすごいことだったのだと思います。
それだけ、病気や死は身近にあったということ。
生きていることがあたりまえになった今、
そういうことをもう一度考えておくべきではないか、と思います。
自分はたいしたことのない人間だ、とか、
生きていても仕方がない、と思う人がいるかもしれないけど、
ぜったいそんなことはない!
病気や死があるからこそ、
いまここに生きていることは、ただそれだけで、ほんとうにすごいことなんですよね!