女子新聞手帖

神奈川県在住、自由気ままな30代ワーキングマザー。日課は新聞を読むこと。活字好き。

マウンティングおじさん・おばさんにならないためにはどうすればいいか

4月に入り新年度となりました。

私の職場では特に部署異動もなく、まったく変化がありません。

 

あと寂しいなぁと思うのが、オジサンがいないこと。

飽きっぽい私にしては珍しく長くいる職場なのですが、30代~40代の方が多く、以前の職場にいた、親父ギャグを言ったり、ゴルフの予約や飲みの誘いをしていたオジサン、懐かしいなぁと思うこともしばしば。

 

とはいっても、傍目で見てればおもしろいだけで、関わると面倒な場合もあります。

センター試験のシーズンに10歳年上の先輩とお昼を食べていたら、ニュースを見ながら『お前らはいいよなあ。俺たちの頃よりずっと大学入試がラクで』と話してきました。その場ですぐ話は終わったのですが、先輩はオフィスに戻ってからも、別の若手に『さっきも話したんだけどさ、お前らはいいよな。入試がラクで』と切り出していました。どれだけこの人は認めてほしいんだろうと、なんだか切なくなりました」(20代男性)

 

職場で「マウンティングおじさん」が増えている理由

 

そのほかにも、

「あるクライアントについて、社内で相談したときのこと。うまくいけばさらにいい方向へ進みそうだったのに、急に部長が話に入ってきて『それって、◯◯っていう担当者がいるよね?昔、俺が営業だったんだけど、あそこは苦労したんだよ。最初全く相手にしてくれなくてさ。まあでもよかった、なんとかこじ開けといて。それがないと厳しかったね』と、唐突に自分の手柄を語り出しました」(30代男性) 

とにかく俺はすごいんだ、というのを言いたがるオジサン、けっこういます。 

そもそも、

「マウンティングは、自分の優位性に不安を感じる人が行う」 

のだそうで、確かに明確に役職についてる方でそういう人は私は見かけたことがない気がします。

なぜ、マウンティングをするおじさんが増えたのかというと、「序列意識の変化とプレイングマネージャーの増加」だそう。

かつてのように「先輩が絶対」「上司が絶対」といった風潮はなくなった。これ自体は良いことだが、序列があいまいになったために、さりげないマウンティングで日常的に優位性を示す人が増えてしまった。 

 さらに

「以前よりもプレイングマネージャーが増えたことで、上司と部下の属性が近くなりました。かつては監督と選手の関係性が一般的だったのですが、今はキャプテンと選手のイメージに近いといえます。

 人間は、近い属性の人が多いほど、不安になります。そして、その中で優位性を示そうとします。プレイングマネージャーにとって、部下は属性が近いため、『自分の方がプレーヤーとしても有能だ』と優位性を示そうとするのです」

というわけで、今までであれば、先輩後輩、上司部下という序列が厳しく、特にそういう言動をしなくても、威厳を保てたのに、いまやフラットになったため、「俺はすごいんだ」的なことを示さないとやっていられなくなった、ということなのだろう。

 

年齢を重ねて、第一線から離れても、それを受け入れられればいいですけど、人間そうもいきません。

年を取るとそういう寂しさも出てくるでしょう。

「俺だって昔はすごかったんだぞ」と言いたい気持ちも多少わかります。

 

きょう4/2の日経朝刊でライフネット生命創業者の出口治明さんが言っていました。

僕の人生にも数々の想定外があった。大手生保に勤めていた55歳のとき、トップと意見が異なったため子会社に異動となった。「適性を考えていないなぁ」とは思ったが、落ち込みはしなかった。組織の人事とはそういうものだからだ。

 出向先のビル管理会社では時間に余裕があったので、勉強して宅地建物取引主任者(現・宅地建物取引士)とファシリティマネジャーの資格を取った。旧友との親交を深めたことがきっかけで、東大の総長室のアドバイザーを務める機会にも恵まれた。生命保険に関する本を初めて書き上げた。友人が、生保をつくりたいという投資家に引き合わせてくれて、ライフネット生命を起業した。どれも子会社に異動しなければ経験できないことだった。

 働いていれば、不本意な異動や、やりたくない仕事を課せられ、落ち込むこともあるだろう。しかし、くよくよ考えていても何も変わらない。気持ちを切り替え、与えられた環境にいかに適応し、その中でどう楽しく生きるかを考えたほうがずっといい。ダーウィンが言うように、適応力こそが、変化の時代を生き抜く最強の武器になる。

(ダイバーシティ進化論)不本意な異動、くよくよするより 適応する力が最強の武器 立命館アジア太平洋大学学長 出口治明 :日本経済新聞

 

人事は自分の思い通りにはならないし、人事だけでなくて、子育てもそうだし、そもそも想定外のことばかり。

誰もがこんなふうに前向きにはなれないかもしれないけれど、 結局は気持ちを切り替え、現状を受け入れるしかないのだと思います。

過去にしがみついたり、「自分が上」とか、他人と比べても仕方がない。

自分の人生、いまこの瞬間を、楽しんで生きたいものです。