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女子新聞手帖

新聞などを読んでいて気になった、子育て、教育、医療、家、お金ほか、だいたい「女性」に関わることのメモ。

【宝塚の放火事件】他人事ではない!ひっそりと不満を溜めている人がそばにいるかも…!

金曜に起こった、宝塚市役所の放火事件はビックリしました。

犯人は無職。

自宅マンションの固定資産税を滞納しており、2回ほど差し押さえになっていた模様。

<兵庫・宝塚市役所放火>容疑者、生活苦で自暴自棄か 「気力ない」仕事断る (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

「高橋容疑者は鉄板を切ったり溶接したりする職人だった。親方として数人の若手職人を雇い、約30年間、この会社の仕事を請け負って生計を立てていたという」

職人としても優秀だったとか。

でも、若手職人が離れ一人になると、仕事がなくなっていったらしい。

 

「酒もほとんど飲まず、まじめだった」…。

じゃあなんでこんなことを?

と思うけど、こういう人ほど悩みを抱えやすい気がします。

 

わたしも「しっかりしている」と言われることが多いけど、

あまり他人に悩みを言わないだけです。

人に言えない悩みだってあるからです。

はっきり言うと、心のなかでは、ずっと裕福な人を妬んでいました。

 

いまは特に経済状況があまりよくなく、

仕事をしたくてもできない、税金なんて払えないよ、

という人は少なくないと思います。

 

そういう状況になって、ポジティブに生きられますか?

ふつうは、「何をやってもダメだ」「どうせ俺なんて…」と悩んでしまうだろうし、

裕福な人、成功している人への妬みも出てしまうと思います。

 

でも、そんなときにそう思うな、というほうが無理です。

 

元百貨店勤務で、クレーム対応の専門家、関根眞一さんが

"怖い人"を対応していたとき、こう言われたという。

「関根さん、オレたちから見れば、百貨店に勤めている人間は、エリートに見える。だからつい、ささいな事でもカチンと来てしまうんだ。堪忍して」 

「苦情」と「クレーム」は違う 誠意を持って話を聞く - ワークスタイル - nikkei BPnet

すごくわかります。

行政の人も同じように思われているかもしれません。

 

また、1980年に起きた「新宿西口バス放火事件」の犯人も同じようです。

猛暑になると増える 「憤怒型」放火魔の心理---ゲンダイネット 

新宿西口バス放火事件 - Wikipedia

新宿西口・バス放火事件

 

犯人の父親は定職を持たず、アルコール依存症

母親が生計を支えていたが、枕崎台風により亡くなった。

そして、「親が教育に無理解であったため小学5年生ごろからほとんど登校していなかった。犯人は父親の病死を機に建設作業員として全国を転々とする。1972年に結婚するも、妻が長男を出産した翌年に離婚。子供を児童施設に預けて毎月仕送りを欠かさずに、各地を転々としながら現場作業員として働いていた」

 

やったことは当然許されません。

でも正直、生い立ちは不幸だったとしか言えないし、

誰も気持ちをわかってあげられなかったかもしれない。

それでもしっかり働いて、毎月子どものために仕送りを欠かさなかったなんて、

まじめな心はしっかりあったのだと思います。

 

しかし、新宿駅西口で寝泊まりするようになり、

 「事件当夜、駅前広場に通じる階段に座って酒を飲んでいたところ、何者かにここから出て行けと言われ、カッとなって犯行に及んだ」

とのこと。

 

ちょっとしたことで、ふっと糸が切れてしまったのでしょうか。

俺はずっと、毎日がんばってきた、酒ぐらい飲ませろ!

ってかんじでしょうか。

 

そんな一瞬のきっかけで、まったく関係のない人たちが被害にあってしまったのです。

 

自分は幸せな生活を送っているから関係ない、なんて思ったらダメです。

これは他人事ではありません。

 

わたしたちにできることは、

不満を抱えている人がもし身近にいたら、支えてあげること。

というと、難しいけど、

「自分には関係ない」ではなくて、「大変な思いをしている人たちがいる」

ということだけわかってほしい。

 

表面上は元気そうでも、誰にも気持ちをわかってもらえなくて、

心の奥底につらい思いをずっと抱えている人たちもいることを。

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